「うちの子、散歩に行ってもすぐ止まっちゃうんです……」
「全然歩かないから、毎日引きずるみたいになってて……」
こんなお悩み、Dogmindにもたくさん寄せられます。
でも大丈夫。
散歩で歩かない=わがままではありません。
ほとんどの場合、
犬なりの理由がちゃんとあるんです。
この記事では、
犬が散歩で歩かない理由と、
Dogmindがすすめる叱らずにできるサポート法を、やさしく解説していきます。
焦らず、いっしょに考えていきましょう。
犬が散歩で歩かないのは「問題行動」じゃない
「うちの子だけ歩かない……」
そんなふうに思うと、つい焦ってしまいますよね。
でも、まず知っておいてほしいのは、
散歩で歩かないこと自体は「問題行動」ではないということです。
犬にとって外の世界は、
家の中とはまったく違う刺激だらけの場所。
そこで立ち止まったり、座り込んだりするのは、
ごく自然な反応なんです。
怖い・不安・経験不足が原因のことが多い
散歩で歩かない犬たちの理由には、たとえばこんなものがあります。
- 外の音や匂いが怖い
- 見知らぬ人や犬に不安を感じる
- 地面の感触に慣れていない
- リードやハーネスが違和感になっている
- まだ外の世界に十分慣れていない(特に子犬)
つまり、
歩かない=外の刺激に圧倒されているサイン
ともいえるんです。
無理に引っ張ると悪化する理由
犬が立ち止まったとき、
リードをグイグイ引っ張って無理に歩かせようとすると──
- さらに不安になる
- 散歩=怖い場所、という学習が進む
- 飼い主との信頼関係が崩れる
という悪循環に陥ることもあります。
散歩は本来、
犬にとって楽しい時間であるべき。
だからこそ、Dogmindでは、
「無理に歩かせないこと」から始めることを提案しています。
まずは「歩かせる」より「安心させる」
大事なのは、「歩かせること」ではありません。
「安心できること」です。
外の環境に慣れるトレーニングから
まずは、犬が自分から外を楽しめるように、
環境慣れからスタートしましょう。
具体的には──
- 玄関先で座って外の空気を感じるだけでもOK
- 家の前の道を数メートルだけ歩く
- 散歩というより「外にいるだけ」の時間を作る
犬にとって「外=怖くない場所」だとわかるまで、
とにかく無理は禁物です。
「外に出るだけ」で十分な日もある
散歩=たくさん歩く、と思いがちですが、
「玄関を出るだけで大成功」な日もあります。
そのくらい、小さなステップを大事にしてあげてください。
焦らず、犬のペースに合わせてあげることが、
最終的には自信につながる近道になります。
Dogmind流|散歩で歩かせるステップアップ法
① 知っている場所を選ぶ
いきなり知らない場所に連れていくよりも、
慣れた道、匂いの知っている場所から始めましょう。
犬にとって、「ここは安全だ」と思える場所は、
安心して一歩を踏み出せる場所です。
② 匂いを嗅がせながら自由に歩かせる
犬にとって「匂いを嗅ぐ」ことは、
安心を得るための大事な行動です。
リードを短く持ってコントロールするよりも、
ある程度自由に匂いを嗅がせる散歩にしてみましょう。
犬が自分のペースで世界を確認できると、
自然と「もっと歩きたい」という気持ちが育ってきます。
③ ほんの数歩でも成功体験にする
たった数歩でも歩けたら、大げさに褒めてあげましょう!
「歩けた!」という小さな成功体験が、
犬にとって大きな自信になります。
Dogmindでは、
「1歩を大事にする」という考え方をとても大切にしています。
それでも歩かないときは?
体調・関節痛・ハーネスの違和感もチェック
もし何度もチャレンジしても全然歩かない場合は、
体の問題が隠れている可能性もあります。
- 足の痛みや関節の違和感
- ハーネスや首輪が合っていない
- 体調不良や疲労
そんなときは、
無理に続けず獣医さんに相談してみてくださいね。
「散歩が嫌いな犬」もいるかもしれない
個性によっては、
「あまり外を好まない犬」もいます。
無理に外に連れ出すより、
おうちの中でできる遊びや運動で、
エネルギー発散をサポートしてあげる方法もあります。
まとめ|焦らず、いっしょに「楽しい散歩」を作ろう
犬が散歩で歩かないのは、わがままではありません。
- 怖い
- 不安
- 慣れていない
そんな心の声が隠れているだけ。
Dogmindでは、
叱らずに、犬のペースで歩けるようサポートしていきます。
焦らず、小さな一歩から。
いっしょに、楽しい散歩を作っていきましょう🐾
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